「外資系転職にはやっぱりTOEICスコアが必要なのかな」
「TOEICは外資系転職には最低何点が必要なんだろう?」
「TOEIC以外に外資系転職に必要なことってあるのかな?」
このような疑問や悩みはありませんか?
外資系には多くの魅力がありますが、英語力に自信がないとなかなか踏み出しにくいですよね。
この記事では、外資系転職に必要な英語力や、アピールポイントなどを、現役米国駐在員(TOEIC925点)の私が解説します。
最後まで読めば「私でも応募してみようかな」と思っていただけるような内容です。
案件を探すのと同時にTOEIC試験の勉強も始めるとベストですね。
ぜひ参考にしていただき、はじめの一歩を踏み出していきましょう!
TOEICスコア外資系企業転職への目安は700点から
外資系企業での転職を考える際、TOEICスコアがどのように影響するのか気になる方も多いでしょう。
外資系の入社試験におけるTOEICスコアの重要性について解説します。
- 外資系転職での足切りラインは700点
- 公式スコアレベルの説明
- 外資系ではスピーキング対策も必要
外資系転職での足切りラインは700点
あくまでポジションにより異なりますが、700点を基準とするポジションが多い傾向にあります。
600点で充分なポジションもあれば、マネージャークラス等は800点以上が必要となることが多いです。
一般的には書類審査の際、700点以上あれば一定以上の英語力があるものと判断されます。
外資系では英語のコミュニケーションが発生するため、600点以下では対応できないと思われる可能性があります。
TOEIC公式スコアレベルの説明
TOEIC公式サイトで各スコアの能力レベルがわかります。企業側はこのような公式の見解を参考にします。
足切りラインの700点はレベルCです。
レベル | スコア | コメント |
---|---|---|
A | 860以上 | 語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し流暢に駆使する力を持つ |
B | 730〜859 | 文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない |
C | 470〜739 | 表現力の不足はあっても、自己の意思を伝える語彙を備えている |
D | 220〜469 | 通常会話で最低限のコミュニケーションが出来る |
E | 0〜219 | コミュニケーションができるまでに至っていない |
公式のコメントでは、レベルDは「通常会話」に限定されているため、ビジネス向けとしては少なくともレベルCは必要であると判断されます。
外資系ではスピーキング対策も必要
外資系企業は多くの場合、英語による面接があるため、スピーキングの対策が必要です。
よくある内容は、自己PRや志望動機、仕事で頑張ったことなど。自信が無い場合は暗記してしまいましょう。
暗記した英語は普段も使えるようになるので、悪いことではありません。
スピーキングは基礎をインプットした人だけが出来る、アウトプット技術です。TOEICの勉強を通じて基礎がためを始めていきましょう!
TOEICを外資系転職者が受けておくべき理由3つ
TOEICスコアは必ずしも企業から要求されませんが、取得しておいた方が良いです。
3つの理由を説明していきます。
- 英語力の確認と証明が簡単
- 優れた転職ツール
- 資格と英語力UPの一石二鳥
英語力の確認と証明が簡単
例えば英検は「級」のためレベル分けがざっくりしていますが、TOEICは個人ごとに英語力の数値化(スコア化)が可能です。
そのため、個人の英語力をより正確に確認および証明できます。
TOEICは、ほぼ毎月テスト実施しているため、必要なときに受験できて便利です。
まだ団体限定ですが、「TOEIC IPテスト」としてオンラインで自宅受験も可能になりました。
TOEICは英語資格の中でも高い認知度があり、どの企業でも認識してもらえます。
「TOEICって何?」なんて聞かれることはほとんど無いですよね。
その他の資格ですと、誰でもイメージできるのは英検くらいですが、年に3回しか受験できません。
優れた転職ツール
英語コミュニケーションは様々な場面で年々需要が増しており、今後も重要であることに間違いありません。
仮に、外資系へ転職できなくとも、英語力は様々な業界で必要なスキルとなりつつあります。そのため、資格を保有していれば転職に有利に働きます。
例えば、日本の企業でも海外顧客を相手にしているケースも多く、英語が得意な人は貴重な存在です。
今後、企業のグローバル化がより進めば、さらに需要が増える資格となるでしょう。従って、TOEICは優れた転職ツールだと言えます。
外資系入社に向けての準備になる
外資系に入るのであれば、英語は勉強しておいた方が良いですが、TOEICなど目標があった方が継続しやすいです。
TOEICの問題は200問2時間全て英語ですので、1回受けるだけで、日本にいながら英語漬けの状態が体験できます!
ビジネスシーンに関する出題が多いので、仕事に向けた英語のイメージ練習としても良いです。
企業によってはTOEICが高いと昇給昇進のチャンスに繋がることもありますので、継続して勉強をしていきましょう。
外資系求人のTOEICスコア解説
ここでは具体的な外資系企業の求める英語力について見ていきましょう。
実際に私が海外で勤務している実感として、管理職クラスにはビジネスレベルでの会話力が必須だと感じます。
また、一般事務や現場作業職においても、話す機会があるため日常会話はできた方が良いです。
募集要項にスコアが明記されていない場合も多いですが、私なりに必要スコアを予想してみました。
例えば、有名な外資系企業の求人を見ると以下のように記載されています。
企業名 | 内容 |
---|---|
P&Gジャパン合同会社 | マーケティングブランドマネージャー:800点以上 データアナリスト:700点以上 メディアプランナー:600点以上 ※点数はP&Gジャパン合同会社 採用ページより引用 |
日本ロレアル株式会社 | プロダクトマーケティング:800点以上 DMI(商品企画):800点以上 PR/eコマース/デジタルマーケティング 他:「ビジネスレベルの英語力」→予想:650-750点 ※点数は日本ロレアル株式会社 採用ページより引用 |
ネスレ日本株式会社 | ブランドマネジャー:TOEIC800点以上のレベルが望ましい 財務アナリスト:TOEIC750点以上のレベルが望ましい ITプラットフォームマネジャー:「英語でのビジネスコミュニケーションスキル」→予想:600-700点 ※点数はネスレ日本株式会社 採用ページより引用 |
Googleジャパン合同会社 | 動画ソリューション担当責任者:「英語による優れたコミュニケーション能力」→予想:800-900点 プロダクト スペシャリスト :「英語による優れたコミュニケーション能力」→予想:800-900点 カスタマーエンジニア:「英語による優れたコミュニケーション能力」→予想:700-800点 |
Amazonジャパン合同会社 | テクニカルアカウントマネージャー:TOEIC 650点以上程度 IT Support Engineer I:「英語のコミュニケーションに抵抗のない方」→予想:600-700点 HR Data Management Specialist:での英語使用経験(読み書き)→予想:600-700点 ※点数はAmazonジャパン合同会社 採用ページより引用 |
上記を見てみると、600点で充分なポジションもあれば、マネージャークラスは800点以上が必要とされています。
外資系では英語でのコミュニケーションが必要なため、600点以下では採用されないポジションが多いでしょう。
従って、書類審査で英語力があると判断してもらうためには、おおよそ700点以上が必要です。
募集要項に臆せずどんどん挑戦しよう!
具体的な案件の必要英語力を見て諦めたくなることもあるでしょう。
しかし、案件は山ほどありますから、色々な企業を幅広く見ると自分に合った企業が見つかるものです。
「英語力」が理由で外資系を諦めることは非常にもったいないです。
海外での勤務経験(2カ国)や様々な海外顧客との営業経験から、私なりに「英語は何とかなる」理由をまとめました。
- 必要な英語力は上司次第
- TOEIC以外に求められる「経験」はカバーできる
- スコアが上がらなくても諦めない
必要な英語力は上司次第
外資系企業と言えども、日本支社の場合、ほぼ日本人で構成されています。そのため、必要な英語力は、上司によって変わります。
- 外国人だが、非英語ネイティブスピーカーの場合(ドイツ人など)は、基礎英語で問題ない。
- 英語圏(アメリカ・イギリス・オーストラリア等)の場合は、基礎英語以上が必要。
志望企業の起源がどの国であるか(アメリカ・ドイツ・韓国など)は把握しておきましょう。概ね、その国出身の方が多いです。
やはり非英語圏の方が、基礎的でわかりやすい英語になりますので、ネイティブとの会話に自信のない方にはおすすめです。
上司の情報や、英語の使用頻度については、募集要項や問い合わせで確認しておいた方が良いでしょう。
多くの日本人が外資系で働いていますが、ネイティブのような英語を話す日本人は本当に少ないです。努力して勉強すれば、一般的な日本人レベルには追いつけますよ!
TOEIC以外に求められる「経験」はカバーできる
外資系では、TOEICなどの資格以外に英語の実務経験が問われることが多いです。
要は外国人と一緒に仕事をした経験が問われています。この経験がない場合は、他でカバーしましょう。
- 海外留学等の経験
- ビジネス英会話スクール等に通っている
- 社会人サークル等での外国人とのコミュニケーション
英語の実務経験が無い場合は、とにかく英語を実際に使う経験を取りにいきましょう。
スクールが最も現実的な選択肢だと思います。オンラインではなく、対面で会うタイプの方がより実戦的です。
スクールでは、自分が必要だと思うシチュエーションを先生に伝えて実戦練習しましょう。こちらが主導権を握るのが大事です!
スコアが上がらなくても諦めない
外資系といっても、必要TOEICスコアが少なめの案件もありますから、入社して数年後に当初希望の部署へ異動希望するのもありです。
また、エンジニアや理系専門職の場合は、そもそもの人材母数が少ないので英語力が問われない場合もあるでしょう。
英語力より、「技術」の方が希少価値が高いので、その確保の方が重要なのです。
英語が苦手でも、企業にとって魅力的なスキルや経験を持っていれば、どんどん挑戦するべきです。
ただし英語を話せた方が、本人としては働きやすい仕事環境になるでしょう。
いずれにしても、ある程度のTOEICスコアがあることで一歩踏み出しやすくなります。
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